ADSLのデメリットについて見ていきます
ADSLの大きなデメリットとして挙げられるのは、「NTT回線収容局から距離が離れれば離れるほど、それに比例して通信速度が遅くなってしまう」という点であるといえます。一般的には、NTT回線収容局から距離が5キロ以上になると、高い通信速度は望めないケースが多いようであるといえます(ちなみに、ADSLは、NTT回線収容局から7〜8キロの距離が離れていても利用できます)。ADSLを利用する環境の伝送損失などを知りたい場合は、電話局から自宅までの距離と、伝送損失(ADSLに悪影響を及ぼすノイズ)の大きさを知ることができるサイトがありますので、利用前に調べてみるとよいかもしれません。
ADSLの通信速度を表す時、上り・下りの2つの通信速度を表示しますが、ADSLでは下りの通信速度を優先させる仕組みとなっているため、下りに比べて、上りの通信速度が遅くなっているといえます。理由としては、上りに対して、下りの使用頻度の方が、圧倒的に多いということがいえるためだからです。すなわち、動画などの大容量のファイルをアップロードしたり、メールに添付して送信するなどといった事が多い方にとっては、ADSLよりも、上りも下りも同じ速度である光ファイバーの方が良いといえるかもしれません。
ADSLは、「ベストエフォート型」のサービスです。このベストエフォート型というは、最大通信速度や接続可能性を、必ずしも保障するものでなく、最大速度は理論値であり、必ずしも最大速度での通信を保証できるというものではないということを言い表します。ADSLは、ノイズの影響を受けやすい性質があり、ノイズの影響を受けると、それが速度低下の原因になるというデメリットを持ち合わせているといえるのです。性質上、電話局からの距離や、ケーブルの品質、パソコンの性能、また宅内配線など様々な要因によっては、インターネット接続に影響を与える可能性があるということを憶えておく必要があります。